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洗面器でヤギごはん 世界9万5000km 自転車ひとり旅III

洗面器でヤギごはん 世界9万5000km 自転車ひとり旅III

石田 ゆうすけ

洗面器でヤギごはん 世界9万5000km 自転車ひとり旅III

定価: ¥ 1,575

販売価格: ¥ 1,575

人気ランキング: 55964位

おすすめ度:

発売日: 2006-11-01

発売元: 実業之日本社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



斜め読みしてしまった
 これまで著者の3冊全てを読んだが、トーンダウンの感は否めない。 

 珍しい食の話は、それなりに面白かったし、旅のエピソードも自分の旅と合わさって郷愁にふけらせられたが、それは3冊目として読んだからこそのものである面もあろう。

 同行チャリダーや、土地土地で出会った人たちを覚えているからこそ「あ?彼(彼女)らか」と思いいれを持つのであり、1冊目に本書を選んでしまっては、その楽しみもかなり削られるであろうと思う。

 4匹目のドジョウ狙いのオーストラリア編で、どれだけ著者が楽しませてくれるか期待している。

食は旅の原点だ
こういった本が出てくるのを長年待ち続けていた。

そして、ようやく出会えた。

飛行機に乗って拠点から拠点を渡り歩く海外旅行とは違って、7年半という超膨大な時間を費やして自転車に乗って世界一周という線を結びつける旅には恐れ入ったものだ。

1作目「行かずに死ねるか!」、2作目「いちばん危険なトイレといちばんの星空」と著者の本に出会って、いずれもすごく感動したものだが、3作目である本書は、その内容が一層充実していることはもちろんのこと、文章表現に磨きがかかっており味わい深いものとなっている。

食べたことを介してこういうことがあったというワンシーンを描写して文章が始まっているのは、旅の記憶を辿っているようでおもしろい。

旅をしていて、景色や異国の情緒に触れ合うものであるが、なんといっても食べることはかかせず、現地の人たちと同じものを同じようにして食べることで、共有し共感し、はじめて熱く肌で感じるものがあるというものだ。

このことは現地の人のこころを垣間見ることができ、食べたものの印象深さから、その時の情景をこころに刻み付けている。

どんな食べ物であろうとも現地と一体となり同化することから始まるのだ。

それがまさしく旅の原点であろう。

次作はいつかな?
書店でなにげなく手に取った平積み。

表紙の絵とその一種変わった題名に惹かれ、中を見る。

アラスカの食料品屋のぐにゃぐにゃのニンジンとタマネギ、アメリカの家庭で

ごちそうになった謎のスープ、このへんでこの本にハマッてしまった。

手品のように次々と並べられる冒険、未知との遭遇への期待と不安を満載したストーリー。

どれをとっても楽しめるがやはり圧巻は「アフリカ編」だ。

「コロコロコロ……」ヤギに声をかけ、水をやろうとするおじさん。

一見、猫にむかって「にゃ?お」と呼びかけ、煮干をやるのと同じだ。

が、その結末は?! その意外性に絶倒……。

こんなにスゴイ本を書いてしまって、次作はどうするんだ?

(おばはん、余計なお世話や!) 

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